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Miyazaki Rod Prime Time Bamboo Rod
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Working Room

6・仕上げ削り

バンブーロッド製作工程・仕上げ削り/1

ここで「荒削り」から「仕上げ削り」まで、使用する鉋の説明をいたします。

作業の効率と仕上がりを考えて、行程に合わせて鉋の「歯付けの角度と出し方」を変えて使っています。(1)から(3)はスタンレー9-1/2(スタンダード・プレーン)で、(4)はスタンレー60-1/2(ローアングル・プレーン)です。

  1. 最終仕上げ用:歯つけ角度は約30度
  2. 仕上げ用:歯つけ角度は約30度
  3. 中削り用:歯つけ角度は約33度
  4. 荒削り用:歯つけ角度は約27度
  5. 荒削り用:合板用面取り鉋を改造しました。
  6. 表皮面仕上げ用:台直し鉋を使っています。(歯つけの角度を変更)
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バンブーロッド製作工程・仕上げ削り/2

上の写真は削る厚さ(歯の出し具合)を切りくずで見るとこのような具合になります。切りくずの厚さは(4)→(3)→(2)→(1)と薄くなって行きます(上の鉋の番号に対応しています)。

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バンブーロッド製作工程・仕上げ削り/3

ダイヤル・ディプスゲージ(ミツトヨ・No2902-08:1/100mm対応+コニカル・アタッチメント)を使って削り台(プレーニングフォーム)を仕上がり寸法に調整します。ここで「テーパー」が付いた「溝」を準備して小割を乗せて削ることで6本一組の「同じ形」のテーパー付小割を得るわけです。

私が使用している削り台は5インチごとに調整ねじが付いています。そこにダイヤル・ディプスゲージを当てて「深さ=断面の高さ」を与えて行きます。

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バンブーロッド製作工程・仕上げ削り/4

設定した「エンド(E)」位置から5インチ「太い側にずらして」仮のエンド位置(T)に印を付けて、そこから小割を削り込みます。

小割の表皮にあたる部分を台直し鉋(6)で整えながら、他の2面を60-1/2(4)で交互にある程度削り込みます(この後の削りしろを残す)。ここから9-1/2(3)を使ってプレーニングフォーム表面いっぱいまで小割が「削れなくなる」まで削り込みます。

したがってここでは各位置で5インチずつ太い寸法を持った小割が出来ることになります。これまでの作業で仕上げ削り用の「削りしろ」を整えたわけです。

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バンブーロッド製作工程・仕上げ削り/5

削り面を一定のスピードと押さえ方を保って、プレーニングフォームと鉋の底面が平行になるように注意しながら、左手で小割がずれないよう押さえて、切りくずがつながるように交互に削って行きます。

鉋に良い歯付けが出来ていると深く軽く削り取ることが出来ますが60-1/2(4)は削り面が少々荒れてしまいますので9-1/2(3)を使って削り面を整えるわけです。

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バンブーロッド製作工程・仕上げ削り/6

小割を正規の寸法である「E」に位置合わせ直して9-1/2(2)を使って最終的なテーパーを削り出します。

仕上げ削り/6-1

前のステップ同様に、さらにゆっくりと削り込んで行きます。

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バンブーロッド製作工程・仕上げ削り/7-1

削り上がった小割を「断面」の高さを設定した5インチごとの個所に印を付け、マイクロメーター(ミツトヨ・MDC?25M:1/1000mm対応)で計測して記録・チェックします。ほとんどの場合、ティップ先端部が削りきれていませんのでその不足分をプレーニングフォームに設定して「最終仕上げ削り」をします。

バンブーロッド製作工程・仕上げ削り/7

実測値を記録して行きます。

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最終仕上げ削りには9-1/2(1)を使います。この鉋の歯は超仕上げの砥石まで使って入念に歯つけをしてあります。

バンブーロッド製作工程・仕上げ削り/8

削り面を片面ずつ削ります。すると写真のようにほんの僅かの切りくずが出ます。微々たるものですがティップ先端部では、場合によっては5%以上の「サイズオーバー」を削り取ることになりますので期待するアクションを得るためには大切な作業であると考えています。

以上の作業をセクション分、小割ごとに繰り返して「ブランクの素」が完成します。それらをマスキングテープでまとめて次の「接着」に移ります。

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特集・Bamboo Rod Making

7フィート3インチ・2ティップ・#3番ライン・3ピースのバンブーロッド製作をできるだけ詳細に取りあげています。

1. スプリッティング - はじめに
2. スプリッティング - 詳細

Maiking "Sonata" 6' 11" / #3

6フィート11インチ・#3番ラインのモデル:ソナタの製作スナップのアルバムです。

モデル:ソナタの製作スナップの小画像

a. Making Sonata6113





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