12・グリップ

コルクリング(約32mm×約13mm)を用意します。ブランクの太さに合わせてコルクの中心の孔を拡げます。旋盤を使ってセンターポンチを回転させながら、芯押し台のアタッチメントにセットしたコルクリングを加工します。

写真上の前列左側が孔を拡げたコルクリングです。

コルクリングにエポキシ接着剤を塗布してブランクに接着します。コルクリングの厚みは約1/2インチですので5インチのグリップの場合、10個使います(厚み1/4インチの場合は20個になります)。
ブランクのリールシート部分を旋盤を使ってリールシートの内径に合わせます。グリップの位置と長さを決めて万力にブランクをセット(リールシートに当たる部分を挟み込んで)してからコルクリングを一つずつ密着するように押し込み、接着して行きます。

コルクリングを圧着器具で圧着します。この時、締め込みながらグリップ長を調節します。押し出された余分な接着剤を拭き取っておきます。20℃で24時間を目安に接着・硬化させます。

接着剤が充分硬化した後、グリップの整形をします。旋盤にコルクを接着したブランクをセットしてグリップを成型します。まず突っ切りバイトを使ってブランクを回転させながらラフにコルクを削り取ります。

上写真では見えませんがブランク右端(リールシートに当たる部分)をアタッチメント(回転センター:小写真の矢印)で芯押ししてあります。
まず全体の直径+αを削り出します。グリップした時、小指の位置で19ミリから22ミリの直径が想定されています。仕上げ寸法を考慮しながら削り込みます。

サンダー(タジマ・サンダーSA-50Cなど/ヤスリ面が金属で鮫肌状になっています)を使ってさらに成型します。

この時、旋盤は逆回転させています。このサンダーは紙ヤスリのように研磨粒子が剥離しませんので旋盤を痛めません。

グリップ成型用モーター(足踏みコントローラー付ミシン・モーターにチャックを付けて自作)にセットして最終的な仕上げ加工をします。ここでは紙ヤスリを使います。
モーターの回転を調整しながら紙ヤスリを120番→240番→600番→800番→1000番と徐々に細かくしながら成型します。

グリップを握ってフィーリングを確かめながら仕上げます。テンプレートを使ってはいませんが大体似たようなグリップ形状になります。

グリップ形状はオーダー可能です(写真はノギスで寸法を測りながら仕上げているところです)。
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