礎石、違憲
木曜日の「子豚のしっぽ」です。
近所を散歩すると、昭和30年代から40年代に建てられたと思われる家があります。文化住宅の部類かも知れませんが、木造で木の外壁・平瓦のごく普通のお家(おうち)です。
私が好きな一軒は、河岸段丘の縁に近いような場所に建っています。自然石の礎石に栗の柱で建てられた在来工法で、土地(ところ)の大工さんたちが地盤を確かめ、経験を元に建てたことが伺えるその家を眺めていると心が落ち着くような気がします。
おそらく、その佇まいから以前はあったであろう雑木林や神社の杜と、多摩川の対岸に拡がる緩やかな丘陵との調和した地勢を私は感じているのかもしれない、などとも思えます。
−■−
昨日、小泉首相の就任後初めての靖国神社参拝が福岡地裁(亀川清長裁判長)によって違憲と判断されたそうです。
「憲法で禁止された宗教的活動」がその理由とされ、原告の損害賠償は退けられたということです。その後のニュースを見ると原告は控訴しない方向らしいので、この判決は確定すると思われます。
小泉言語というようなものがあるとすれば、わが子豚賞の手本にもなっているワンフレーズの他に(以下『質問>応答』として)…
- このバナナの色は何色ですか>リンゴは赤い
- 痛いところを質問される>まくしたてる
- 自分が気に入らないこと>分からない、を連発する
とあると思いますが、昨日の違憲判決については3番目がその反応だったようです。
−■−
その土地の暮らしぶりや風土に合わせて建てられた家は、英語では「House=入れ物」ではなく「Home=根拠地」と呼ぶのがふさわしいと私は思います。
いまの憲法はこの国の基本法として私が生まれる10年前に誕生しています。目立たないけれど今日の繁栄という建物をしっかりと支えている基礎そのものなのだと私は思います。
総体的にいえば、私はこの「お家」がとても気に入っています。

