中退者、I・イリイチ
公立・私立高校生の中退者が去年1年間で10万9146人(中退率としては2.6%・私が住んでいる昭島市の人口とほぼ同じ人数!)であったことをニュースで知りました。文部科学省の事由別統計(過去18年分)を見ると「学業不振(平成11年度・6.7%)」はかなり減って「進路変更(同・36.8%)」はこの10年はほぼ同じ水準で推移しています。また、「学校生活・学業不適応(37.1%)」はじわじわと増加していることが分かります。中退者の約半数が高校1年生です。統計からはそれが「良いか悪いか」、子供がいない私には答えられませんが学校制度と監獄制度を見るとその社会の縮図が見て取れると誰か(社会学者?)が言っていたのを思い出します。
I・イリイチは「脱学校の社会」東京創元社刊の冒頭にこう記しています。
「価値の制度化」に反対するイリイチの考えを学校という仕組みを足がかりに展開した70年の著書ですが「貧困」の部分に「現代的な意味での‥」と読み加えれば問題の所在は、現在でもそれほどぶれてはいないような気がします。
構造改革=規制撤廃・自由化の流れの中(私自身は批判的ですが)でなぜか教育は教師を含めて「締め付ける」方向に向かっているように思えてなりませんが、もしもこれらが「生徒の側の反乱」だとしたら…。

