ビル・エバンス
ビル・エバンスの「Blue in Green」/Milestone/MCD-9185-2を聞く。ライブ盤、1曲目の「One For Helen」、2曲目「The Twe Lonely people」、3曲目「What Are You Doing The Rest Of Your Life」がいい。私はどちらかというとピアノはあまり好きではない(なんか、すましていてお綺麗で)のだけれどビルと板橋文夫と渋谷毅、原田依幸、アルゲリッチ、ミケランジェリ、えーとフジコ・ヘミングが好きだなぁ。え!けっこう名前が並んだじゃん。要するにピアノファンではないけれど、その人の音楽が好きだということ。しまった!山下洋輔を忘れるところだった!(敬称略)
この時代のビル・エバンスは兄や自分の家族の不幸が度重なって、そんな悲しみが彼を「重度のヘロイン中毒」にしてしまったのはとても可哀想なんだけれど、生き様そのままというか人間性の深いところで突き動かされるような音楽がこのレコードには記録されていると私は思うのです。音楽は「空中に消え去って2度と戻ってこない」のだけれど聴く人の心に「永遠」を種捲く。うーむ、これは化石的JAZZリスナーの独り言ですな。
録音は1974年。長髪とベトナム戦争の時代にあって彼の余命はそれほど残されていなかった…。

