武蔵小金井
真夜中の「子豚のしっぽ」です。「三屋清左衛門残日録」を読み終わると午前3時近くになってしまいました。始めたら終わりになるまで止められないことをピーナッツ症候群というそうですがカッパえびせん症候群では商標関係で引っかかってしまうでしょう。脱線;
この物語の中に「涌井」という小料理屋が出てきます。清左衛門が友人の熊太と飲んだり、ある時は密談したりと物語の中で重要な舞台になっていますが、本を読みながら武蔵小金井の「D」屋を思い出しました。その店は大鍋で作ったモツ煮、黒松剣菱の杉樽の香りがいい升酒と店主の「お母さん」が名物でした。アンポのデモ学生達に炊き出しをするようなお母さんが切り盛りしているお店ですので、立て付けの悪いガラス戸や相当時代が付いた店内もなにか威厳のような、それでいて暖かさを感じさせるようでした。初めて先輩に連れられて縄のれんをくぐったのは20数年前のことですが忘れがたい酒場です。

