共謀罪に潜むもの
共謀罪に潜むもの
日曜日(14日)は久しぶりに何もしない一日となった。ただし例の「目配せするだけ」「まばたきするだけ」で犯罪になる共謀罪について、テレビ・ニュースやML、ウェブサイトなどを見ていた。
この法案は尚、徹底的に議論すべきだと私は考える。
共謀罪が組織犯罪の予防と摘発に有効だと言われるほど、「その他」などと法の範囲を曖昧にしておくと1の悪を取り締まるより1000の善が滅びる法になるとの確信がますます強くなる。
そして、共謀罪の「共謀」を立証するには共謀したという『言葉=心』を盗聴という捜査手法で証明するしかない。さらに罪に問わない引き換えの「密告」が推奨され、疑心暗鬼な人間関係が覆う社会に暮らすことが果たして幸福なのか、私には到底そうは思えない。
それにしても「官庁や行政に携わる人達等を適応対象にしたら…」というような意味をニュースキャスターがささやくように言ったのを聞いた時は唖然とした。
それらの組織的不正は共謀罪がなくても今すぐに国会で正すことが出来ることではないか。いや、やらなければならないことだ。
そして、そのために議員を送り出しているのは私達みんなではないか。
こういう声はニュースを伝えるという体裁で世論誘導をして悪法を後押しすると共に、私達、自分自身の責任をすっぱり忘れさせるという二重の意味で悲しい。
メモ:
関連:
この国の戦前戦中の歴史は、人間の心象や意思や思想を罪過とする法律が、いかに悲惨な現実と結末を現出させるかを具体的に教えている。私たちはこのことを忘れてはいないし、また忘れるべきでもない。
PEN声明「共謀罪新設法案に反対し、与党による強行採決の自制を求める」より http://www.japanpen.or.jp/seimei/060515.html

