宮崎ロッド・Prime Time バンブーロッドPiggy's Tail

2003-03-25

純粋理性?時代の雰囲気

雨の朝の「子豚のしっぽ」です。朝一のコーヒータイム中です。ちょっと前から「勝ち組、負け組」という言い方が気になっていました。

デフレ経済下(供給過剰下)で業績を伸ばす企業を勝ち組と呼び、同じようなビジネス・モデルや老舗などが市場から退場を余儀なくされるや負け組として対比してみせる、TVやニュースでおなじみのあれです。

企業決算に見るように四半期毎の業績やその日その日の株価に一喜一憂する現在にあって、フローに基づいてほとんど瞬間的に「勝ち負け」と判断をすること。

「おまえ(の会社、あるいは仕事)は勝ち組?負け組?」なんだかこんな言い方が合っている世の中の短兵急の心地よさのようなものを感じて、私は違和感を覚えます。

−■−

イラク戦争が開戦して、世論調査では攻撃支持派と反戦・非戦派が相半ばしているそうです。

支持派の意見には北朝鮮への今後の対応に日米同盟(正確には米の軍事力)が必要である、という含みが大のようです。

ブッシュさんは嫌いだけれど北朝鮮に攻撃された時、この国の安全は米国の軍事力に頼らざるを得ない、というような評論家某氏の意見をTVで聞きました。

更には、経済と軍事をアメリカに依存する以上は追従するしかないという「純粋理性」を与党幹事長が堂々と口にもしていました。

しかし、米国支持について首相が説明不足であると考える人が圧倒的多数であるということは、この世論調査の判断は「…しかし、説明することと議論することが尽くされていない」と付け加えざるを得ないものであることは明かだろうと私は思います。

今ここには「ある空気」が漂っているように私は感じます。

議論を尽くして合意を目指す姿勢とは正反対に、「その場の雰囲気」で暗黙の了解を持とうという目配せ・先送り・思考停止・諦め、といったものでしょうか。

議論の苦手なこの国にとって今の困難に光明を見出そうとすれば、意志決定の行程を明らかにする議論の積み重ねによって理念の実現や新たな国際関係を模索する入口に立っていると見ることが出来るのではないか、と私は思います。

戦争を外交の一形態と考えれば、この国はこれを世界に誓って禁じました。では何が出来るのか。

このような文脈の中に純粋理性や攻撃されたらどうすればいいのか、より先に成すべきことの多さを私は感じます。

世界は2分法で分けることは出来ないし、ニュートンの宇宙のように機械仕掛けでもないと私は思います。何がそうさせているのか、ちょっと考えると真理ということばが思いつきます。

それはきっと熱力学の第2法則と同様に、「考えて、努力して、何かを見出そう」とする人間に備わった逃れることができない内在物なのだろうと私は思います。

地震、津波のような「避けることの出来ない大きな災害」をそれ自体が運命であると諦める前に、私たちは遠い祖先から多くの努力をしています。

氾濫する河川に護岸を築くように、戦乱をいかに鎮め、防ぎ遠ざけるのか。私たちだけが言えることばや出来ることが必ずあるはずだと私は思います。

Never give up !

所詮はChickenなのよねぇ。けれども開き直ることだって出来るだろうさ。Give peace a chance !

Posted by TM* at 2003-03-25 07:13 in 暮らしの周辺 » 911 after | English | Permalink | 
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