第2の真珠湾
「第2の真珠湾」という言葉を新聞で見ました。米国の「報復」行動は時間の問題に、もはやなってしまったかのような報道が多数を占めています。米上下院議会は満場一致で「戦争権限」をその指導者に与えました。危機に際しては一致団結するのが米国のよき国民性であるとのコメントをTVで聞きましたが本当にそうなのでしょうか。
56年前、「第1の真珠湾」に際して米国議会では「戦争権限」を時の指導者に与えましたが、その時は全会一致ではなかった。ただ1人だけ反対した議員がいたそうです。その理由は「民主主義には異論があって当然である。全会一致は我々の民主主義とは言えない」というような理由だったそうです。
悲劇的な自爆攻撃が何百回と伝えられる映像の中にパレスチナで歓喜する市民の姿が挟み込まれていました。事実が明かでない時点でこの事件の歴史的背景を塗りつぶすがごとき、この狡猾な罠に囚われることはなかったと私自身は断言できません。
戦争の予感がします。諺に「滅亡のたしかな兆候は滅亡に先立つ理性の喪失だ」という言葉があるそうです。アメリカはこの56年間に、少なくとも1人の理性は失ってしまったようです。

